超イケメン☆ホストクラブ
「ちょっと、まだ行くって言ってないから…」

つかまれた手が、じんと熱くなってくるのがわかった。

「俺が行くって言ったら、行くんだよ」

ぐいぐいと手を引いていかれる。

「……行くって、どこによ?」

ぎゅっと握られた手を離すこともできずに、銀河の背中にたずねる。

「これから、デートしようぜ?」

「デートって……」

手がじんわりと汗ばんでくる。
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