超イケメン☆ホストクラブ
「怪しいとか、そういうの止めてってば。彼とは、なんでもないんだから」

と、これ以上のつっ込みをやんわりと避けようとするが、

「今はなんでもなくても、これからどうにかなるかもしれないんでしょ?」

そう花梨は蒸し返してきて、

「とうとう理沙にも、彼氏ができるんだー。理沙はモテるのに、固くて男を寄せ付けないんだから、

こんな風に男といっしょにいるだけでも、だいぶ進歩だと思うんだよね」

と、言ってきた。

正直、大きなお世話だと思った。

人の話もまったく聞かないで、自分の勝手な解釈を押し付けてくる彼女が、この時ばかりは本気でうっとうしく感じた。
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