超イケメン☆ホストクラブ
「ねぇ、理沙? こんなえらそうな男と、付き合うのやめなよ?

ホントやな奴……理沙には似合わないから」

花梨がおもしろくなさそうな時のいつもの癖で、巻き髪を指でいじりながらしゃべった。

「理沙に似合わないかどうかは、理沙が決めるんだよ。あんたじゃないから。けど……」

と、銀河が言って、いったん言葉を切った。

「……これでも、理沙に合わないと思う?」

サングラスをずらし、花梨にぐっと顔を迫らせる。

紫色の艶っぽい瞳が、彼女の視線を真正面から捕らえた。

途端、今まで挑発的だった彼女の眼差しが、みるみる潤んだようなものに変わった。

「それって……」

花梨が、銀河から目を離せないまま呟く。
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