超イケメン☆ホストクラブ
「なんだよ、機嫌悪そうじゃん? ああ、もしかして銀河の方がよかったとか考えてたわけ?」

にやにやと笑いながら、流星が言う。

「別に。そんなこと、どうでもいいでしょ」

と、顔をそむけた。

「ま、いいけどな。ただ、今日はデートに付き合ってもらうから」

流星が唇の端をわずかに引き上げる。

「じゃっ、行こうぜ?」

「行くって、どこによ?」

「立ち話もなんだし、飲みにでも行くか? あ、それとももっと別のところとか……」

「飲みにでいいから」

話を早々に切り上げて、とっとと先に歩き出した。
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