超イケメン☆ホストクラブ
「おい、待てって。店くらい俺に案内させろよ」

流星が横に並んで、歩きながら話しかけてくる。

「どんな店がいいのか、リクエストとかあんのか?」

「どんなんでもいいから」

素っ気無く答える私に、流星がわざとらしくため息を吐く。

「そういうなんでも顔に出るとこって、銀河に似てるよな。

おまえらって、お似合いだよホント」

と、嫌味っぽく口にして、「ふん…」と鼻先で笑うと、

「どこでもいいなら、そこの店にしようぜ」

と、目に入ったバーのカンバンを指差した。
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