それでも、君じゃなきゃダメなんだ





こんなに心をズタズタに切り裂かれたのは初めてで。





ましてや、それを告げたのが響だと……信じたくなかった。





「痛いの。心が引きちぎられたみたいに痛くてっ…!」





もうあたしは、ここにいる理由が無くなった気がした。





だって、あたしの生き甲斐は"響"だけだったから。





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