甘い香りの、同居人。










するとそんな表情にビックリしたのか
先輩は私の手首を開放して、






「ポーカーフェイス...」





「は?」





先輩が
こんなにビックリした顔見るの、


私初めてかも…。






「お前みたいなの。やっぱ初めて」



「...?」




先輩は私を残して
ベッドから立ち上がった。







「仁奈。」




ドキンッ―――――――――



初めて先輩に名前を呼ばれた。











< 29 / 108 >

この作品をシェア

pagetop