甘い香りの、同居人。













そして



無表情の私の手をとって、
自分の胸板まで吸い寄せた。






「俺がそのポーカーフェイス。崩してやる」




なに言ってんのかさっぱり。





でもなんか...
またまずいことになってませんか?







「先輩...あの...また顔が近…」



「お兄ちゃんですけど。」





そういって

ゆっくりと私の唇に顔を近づけた。
















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