甘い香りの、同居人。
◇甘々なスイーツ
...独占したい
全然眠れなかったぁ......。
「乙だね。」
「ええ、乙です...って香苗あんた昨日」
「ごめん、わざとです」
HRまでの間、
私と香苗はこうして朝も
他愛のない会話を交わしている。
「あんたの意図くらいわかるって」
「バレてら?」
「今後一切、香苗の電話には出ないようにする」
目の前の香苗に
私は親指を立てて見せた。