甘い香りの、同居人。
「すみませんでした。」
香苗は机に手を置いて
頭を深く下げた。
「まぁいいよ」
「なぁに。いいことあったんじゃない?」
ずぼしぃーん―――――......。
「チューでもしちゃったぁ?」
「や、それはとっくに...」
「まじかよ?!!!」
私と香苗の会話に
いきなり入ってきたバカ男。
夏草隼斗(ナツクサ・ハヤト)
幼稚園から一緒の幼馴染。
申し訳ございませんが
私とはあまり友好的ではございません。