甘い香りの、同居人。










―――――――最悪。






「どんまい」


「ハァァーーー…」




机に突っ伏している私の姿を
面白そうに笑っている香苗。





「にしても、すっかり目立っちゃったね~」




そう。





私が推薦されたのには








恐ろしい秘密が……。






それは、

前に先輩が私を呼び出したとき、



女子たちがやきもちをやき




めんどくさい体育祭実行委員を
あの憎たらしい奴におしつけてやろう



という腹いせであったのです……












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