CREAMSODA
− 赤木紗菜のリビング −
「それで母は、どうしたんですか?」
「それからの紗耶さんは大変だったんだよ、
裕也に出会ってしまったばかりに!
いや、でも幸せだったのかも知れないな」
窓の外からは、都電荒川線の発車音がチーンと鳴り響く中
伸二は又話しを続ける。
−−−−−−−−−−−−−−−
紗耶と裕也はパトカーから逃げ切った後、バイクを高架下に隠した。
「裕也さん、ケガひどいわ。」
「大丈夫だこのくらい! それよりパトカーに見つかるとヤバイから、いくぞ!」
「たしか名前、紗耶っていったな!
この近くにダチのアパートがあるから、そこに隠れよう」
裕也がアパートに行くと、部屋にはカギが掛かっていて、誰もいないようだった。
裕也は鍵が郵便受けの下にある事を知っていたので、その鍵でドアを開けて中に入る事にした。
時計はすでに早朝の5時をまわっていたが、まだ外は薄暗い。
裕也は冷蔵庫から、勝手に缶コーヒーを取り出すと一本を紗耶に渡した。
「裕也さんは、プロのライダーになりたいんですか?」
「それで母は、どうしたんですか?」
「それからの紗耶さんは大変だったんだよ、
裕也に出会ってしまったばかりに!
いや、でも幸せだったのかも知れないな」
窓の外からは、都電荒川線の発車音がチーンと鳴り響く中
伸二は又話しを続ける。
−−−−−−−−−−−−−−−
紗耶と裕也はパトカーから逃げ切った後、バイクを高架下に隠した。
「裕也さん、ケガひどいわ。」
「大丈夫だこのくらい! それよりパトカーに見つかるとヤバイから、いくぞ!」
「たしか名前、紗耶っていったな!
この近くにダチのアパートがあるから、そこに隠れよう」
裕也がアパートに行くと、部屋にはカギが掛かっていて、誰もいないようだった。
裕也は鍵が郵便受けの下にある事を知っていたので、その鍵でドアを開けて中に入る事にした。
時計はすでに早朝の5時をまわっていたが、まだ外は薄暗い。
裕也は冷蔵庫から、勝手に缶コーヒーを取り出すと一本を紗耶に渡した。
「裕也さんは、プロのライダーになりたいんですか?」