無気力少年少女


「ひゃ、」

ぺろ、と首筋をちょっと舐め上げられて、間抜けな声がもれた。


「…遥の匂いがする」

「え、臭い?」

「いー匂い」

そう言ってまたちゅ、とされたり鼻ですんすんされたり、時折思い出したように舐められた。


「ん、もうやめ、」

最後に、と言わんはわかりにワイシャツの下の鎖骨を舐めてちゅう、と強く吸われた。

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