無気力少年少女
起き上がって目を擦ってる最中も頭を撫で続ける久。
久の手は大きいから好きだ。
「お前の髪相変わらずふわふわだな。触ってて気持ちい」
「…それセクハラ」
「いーじゃん、撫でられんの好きだろ?」
「…ふむ」
いいのか…?
ふわふわといえば久の髪はサラサラだ。
プリンになってる茶髪の軽くセットされた髪に手を伸ばす。
「お?」
「久の髪細いよね」
「家系だろ」
「将来禿げるよ」
「…育毛剤用意しとく」