【短編】青春白書



『はい。』


そう言いながら紙を渡してくる彼女。


「ありがとう。」


『じゃあね。』


そう言って俺の横を通り過ぎ歩いていく彼女。



たぶん・・・

今しかないだろう・・・。




「あのっ!!」


そう叫んで俺は彼女の元へ駆け寄った。
不思議そうに俺をみつめる彼女。



「コレ・・・。」


『えっ??』


「コレ、相沢さんに見てもらいたくて書いたんだ。」


そう言って彼女に俺の気持ちを書いた紙を渡した。


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