王龍2








「・・・・」



前には
右京たち

後ろには蓮

1人だったら
逃げ切れてたかも
しれないけど
隣には母さんがいる



「・・・雅
今回は諦めなさい」



母さんが
耳元で言った



「・・・分かったよ
で、あんた達は
あたしにどうしてほしいんだ?」




「・・話がしたい」




一言そう言って
蓮は何処かに向かって
歩き出した



「龍姫さん
あいつの後を付いていってください

都さんはどうします?」



「そうねぇ
私は帰るわ

雅頑張ってぇ~」




母さんはのんきに
そう言って帰った




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