王龍2











「もう今宵のお遊びは
終わりですか?」



暗闇から声が聞こえた




「・・・誰だ」



少し殺気を出しながら言う

あたしが声を
かけられるまで気配に気づかないなんて・・・



何者だ?





「おや、声だけでは分かりませんか?

”夜の支配者”と呼ばれるお方が」




夜の支配者・・・

それはあたしが
情報屋としての通り名



そしてこの人を
馬鹿にするような口調







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