王龍2
「満さん・・
否、雅さんとお呼びしたほうがいいですね
ちょっと立ってもらえますか?」
「・・・いいけど」
あたしは真人に
言われた通り立った
「・・・真人!?」
真人はあたしの足元に
跪いてあたしの右手をとった
「霧矢真人の名において私は時田雅に
生涯忠誠を誓いましょう」
そう言って真人は
あたしの右手に口付けをした
「ちょっ!!何にすんだ!」
手を引っ込めようとするが
意外に強く手を握られて離れない
くそっ
なんでこいつこんなに力あるんだよ!
離せっつうの!!!