エージェント
最後に外で見張っていた男が入ってくるが、そいつには今わたしが倒してる男の首元にナイフを当てているのと、後ろから入ってきたセーヤが本城麗子を捕まえているのを見ると、動きが止まった。
「武器を捨てて手を上に上げろ。さもなくばこの男も、その女の命の保証はない」
流石に本城麗子が捕まっているので、抵抗する気は無いようだ。
「ちょっと、貴方達誰よっ…!」
「セーヤ、テープでそいつの口を塞いでおけ」
「んーーーーっ!!」
本城麗子に暴れられると、うるさくて目立つ。
倒れて動けない男がから離れ、本城麗子にナイフを当てる。
「持つのは車の鍵だけ。変なことわやすると、この女命の保証はない」
自分でも最低だなって思う。
でもこれが、"わたし"が生きている世界だから。