時は幕末、
浅葱色のダンダラ模様。漢達が背負うのは“誠”の一文字――
数多くの【新撰組】という組織、その時代背景を描いた作品がある中で。
こちらの作品も又、鋭く光る…、まるで刀の切先のような妖しさ。美しさ、狂気、そして誠の魂が込められていました。
史実には登場しない女剣士、楓が巻き起こす風とは?そして、その風を受けた沖田達は?
史実とは異なる物語
だからこそ
予測不可能で面白い
私も、色々と新撰組関連の作品を目にしてきました。そこで共通して感じるもの。それは、作者様の只ならぬ“愛”
ただ、有名な組長の名前や事件を出すだけではなく。巧みな文章で、実際に起こった事柄をも辿る本作はまるで映画の様。
そこに落とされた紅一点
新撰組を好きな方は勿論、余り興味がないな…と、思う方にも。是非読んで頂きたい作品です。幕末まで、いってらっしゃいませ。