リンゴ飴より甘い恋
「良かったじゃない~」

「でしょう~♪?
もう、お兄ちゃんに感謝だよぉ!」

「本当だねぇ~(笑)」

「片付いたら宇美も遊びに来てね♪」

「もちろん、行くよ(笑)」

ガラッ

「…席について。

出席をとる。」


一人暮らし…
楽しみだなぁ♪
宇美とお泊り会とかしたりしたら、
もっと楽しいよね!

あ…でもそしたら

ご飯は一人で作るんだぁ…。

コソッ

「林瑚、林瑚」

いろいろと一人で考えていたら
隣で宇美が小声で呼んできた。

「えっ…あ、なに?」


「…藍川」

綺麗な安定した
低い声で名前が呼ばれた。

「あ、はい。」

「…しっかり、人の話を聞くように。」

「……はい。」

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