リンゴ飴より甘い恋
「本当だ。
林瑚の言う通り!
これ凄く美味いよ。

店に出せるくらい美味いよ!」

「みんなして褒めすぎよ~…お母さん……寂しくなっ…ちゃうじゃない…」

さっきまで、
あんなに笑顔だったお母さんの瞳にはうっすら涙が浮かんでた。

「お母さん……」

「母さん……」

グス……

「さぁ、食べちゃおう!
うん。おいしい(笑)」

目を手で擦り、
再び笑顔になったお母さん。
やっぱり…寂しいよね。



「じゃあ、
おやすみなさい~」

「おやすみ、林瑚。」

「あ…林瑚、ちょっといいか?」

「なぁに?お父さん」

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