BLACK〓MIRROR赤【1巻】
始まり
俺は、透明な鏡の上にいた――
光はない。
暗い暗い闇に俺はいた。
――バリンッ!
突然、透明な鏡が崩れていく――
俺は闇に落ちていった――
鏡の破片が散りばめていく
暗い暗い
闇に堕ちていった
光はない。
手を伸ばしても届かない
闇に光は届かない。
――大丈夫 闇を恐れないで
え……?
――光は 君だから。