BLACK〓MIRROR赤【1巻】



「な、なんだよそれぇ~……」



ふざけて笑いかける大輝の肩を組む零。
その仲の良さがどれだけ二人の絆が深いか物語っている。
零のポケットには、あの鏡があった。

キラリと光り、綺麗な鏡の反射を見逃さなかった者がいた。
遠くのマンションの屋上から、零達を見つめている男が一人 。

男はあぐらをかき、ふざけている零達を睨みつけた。








青く尖った、足まである髪が風でなびいた。




「やっと。やっとみつけた……レィファー」




男は立ち上がり青い空を見上げた





「レィファー……」




男がそう呟くと足元から青い炎が燃え上がり炎とともに消えた

男の後ろ姿はどこか悲しげだった――




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