BLACK〓MIRROR赤【1巻】
俺が光?
――闇が 君を襲ってくる。
――君は たった一つの……
エィナの言葉は途切れ、エィナの体が透けていった。
おいっ!
たった一つのってなんだよ!?
――大丈夫 心配ないよ
エィナはもう消えかけていた。
待ってくれよ!
たった一つのってなんだよ!?
するとエィナは、にっこり笑って口パクで話した。
――また 会えるから。
エィナは小さな光の粉となり、俺の目の前から消えた。