BLACK〓MIRROR赤【1巻】
闇の支配者達の持つ6つの星石がそれぞれの光を放つと闇の空から真っ黒い雷がエィナにもろに落ちる
レィファーがエィナを助けに走り近寄ろうとすると、見えない壁に弾き飛ばされた
「――くっ……!」
「無駄ですよ……レィファー。結界がはってありますから。あなたの今の力じゃどうにもなりませんよ?」
アーロンは、結界で弾き飛ばされ地面に倒れたレィファーを見下ろし言った。
レィファーは、地面を思い切り叩く
何もできない自分の愚かさに悔しくて。
「ふざけんな……エィナを返せよ!」
アーロンは、エィナへと体を向き直し、両手を天に仰ぐ。
エィナの体から黒い炎が燃え上がっていく――
その光景をズィーデス達は黙って見つめている。
「もう儀式は、済んでいるのですよ?」
エィナの体が真っ黒の炎に包まれ、炎が消えたとき――
あのエィナの綺麗な姿は、消えていた
真っ黒の髪。真っ赤な瞳。邪悪な黒い炎のオーラが漂よっている
光の守護者だったエィナの姿は、闇の守護者へと姿を変えた。