BLACK〓MIRROR赤【1巻】
エィナはレィファーの手を取り見つめた。
その瞳はキラキラと輝いていてレィファーの未来を映しだしているかのようだ
突然手を取られ、レィファーは少しだけ驚く。
「ありがとう……ありがとうレィファー!」
だんだんとレィファーの頬が赤くなっていった
まさか女の子に手を握られるなんてこと今までなかったのだろう。純粋な男の子というか――
「いや! 俺も、記憶戻したいし……大輝助けたいからさ!」
レィファーは慌ててエィナから手を離し、ブリアンスブレイドを出した。
自分の恥ずかしがっている姿をあまり女の子に見られたくなかったのか不自然に誤魔化すレィファー。
「でもさ俺、剣なんて使えないしよ……ズィーデスって強いんだろ? それに星石なんてどうやってみつけたら」
ズィーデス。
6人の闇の支配者達である彼らは今では6つの星石を持ち、闇の力を強めている
到底今のレィファーにかなうはずもない。
「ズィーデスは、レィファーをザフィアスの器にしようとしているはず……だからまたレィファーのとこに現れる」