BLACK〓MIRROR赤【1巻】
「え!? そんな! せめて強くなるまでは、待っててほしいよな~」
情けないレィファーにエィナはため息をつき肩を落とす。
さっきまでの意気込みはどこへいってしまったのかというくらいにエィナはがっかりした。
すると、光の神殿の扉を乱暴にノックする音が聞こえた!
その音は扉を壊すんじゃないのかというくらい力強く叩かれる
ドン! ドン!
ドン! ドン!
ノックされている中、大人の男の声が扉の向こうから聞こえた。
「エィナ~! 開けろ~!」
知らない男の声にレィファーは警戒し、一歩後ずさる。
「なっ! ズィーデスか!?」
レィファーは、ブリアンスブレイドを構えた
エィナの今までの話を聞きあまりにも警戒心を高めすぎていたレィファーにエィナは安全なことを告げる。
「アハハ! 違うよレィファー☆ あの人は、レィファーの友達だよ☆」
「……うぇ!?」
エィナは、大きな神殿の扉を開けた。