BLACK〓MIRROR赤【1巻】



赤髪の男は、ピタリと撫でていた手を止めた。

眉をしかめた男は、さっきとは違う喧嘩口調でレィファーに言った。




「誰ってお前……この師匠を忘れたってのかぁぁあ!?」




男はレィファーに、殴りかかろうとしたが、エィナは、男の腕を必死に止めた




「待ってハント! レィファーは、記憶がないの!」




『記憶がない』その言葉に男は殴りかかろうとしていた腕を下げた。




「……は?」




エィナは、レィファーが今まであった出来事をハントに話した

長い長い時間をかけて時々怒りそうになるハントをなだめながらも全ての出来事を話終える。




「そういうことか。どおりでエィナの光を感じなかったわけだ……レィファーも修行中に消えちまうしよ!」




ハントは、レィファーをギロッと睨んだ。

睨まれたレィファーはまたビクッと肩を上げる
どうやらハントの人を睨む顔が怖いらしい――




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