BLACK〓MIRROR赤【1巻】
エィナは、ハントに軽く頭を下げて言った。
「お願いハント? もう一度レィファーに剣技を教えてあげて?」
「ん~でもな~……ん~」
ハントは腕を組み考え込む。
少し黙り込み、再び口を開いた。
ハントは、ビクビクするレィファーを見て呆れた顔をする。
ため息をつきレィファーに話した。
「わかった。だが俺は、剣技の基本を教えるまでだ。剣技や剣術は、他のやつの力を取得してもそれは、己の本当の力ではないからな。まあ基本は教えるがあとは、自分で考えろってことさ」
「なっ! なんだよそれ! そんなんで強くなんのかよ!?」
自分の発言に反論してくるレィファーをギロッとハントは、睨むと
レィファーは小さな仔犬のように縮こまり、黙った