BLACK〓MIRROR赤【1巻】
ズィーデス集い
闇の部屋の中で、大輝の姿をしたザフィアスがいた。
長いテーブルの椅子に座るザフィアスが、眉をしかめる――
「まだ力が完全ではないな……」
ザフィアスは、片手に黒い炎を燃え上がらせた
ゆらゆらと揺れるその炎をズィーデス達は、見つめていた。
アーロンがその黒い炎を見ながらザフィアスに話しかけた。
「ザフィアス様……まだお体がおなじみになられていないのでは……?」
続いて赤い髪の少年がザフィアスに話す
「なんでまだ体が馴染まないんでしょうね?」
ザフィアスは、自分の力が完全でないことに腹が立つと自分の黒い炎を睨み付けた。