BLACK〓MIRROR赤【1巻】

アーロンは自分の足元に白い炎を燃え上がらせた。




赤い髪の少年が、ガタッと席から立ち上がるとアーロンは赤い髪の少年を振り返る。

少年は、片手を挙げるとアーロンに言った。




「はいはい! 俺行きたい!」



赤い髪の少年――ガルニェは、大の殺し好き。

潰す、消す、殺す

等と言った仕事はすべて引き受けたがるのがこの少年だ。




アーロンは、白い炎を消しまたか――と思ったのか呆れた口調で話した。






「ガルニェ……あまり暴れないで下さいね?」




ガルニェは、一瞬邪悪な笑みを浮かべるとすぐにニカッと笑って見せた。




「はいは~い☆」




ガルニェは足元に真っ赤な炎を燃え上がらせ姿を消した――




「ありゃりゃ~ガルニェ行っちゃったよ……そういやリゼルは?」



まだマーカスとナイゼッツは、喧嘩しているのか食べ終わったポテチの袋をマーカスに投げた

どうやら後からポテチを欲しがったマーカスにナイゼッツは一枚も分けてあげなかったらしい――……



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