BLACK〓MIRROR赤【1巻】



「おい。低脳! 袋投げ飛ばすな!」



ナイゼッツは、マーカスについたポテチのカスをみて笑った。

髪についたそのカスをマーカスは、一つ一つ積まんで落としていく




「リゼル。あいつは、レイファーと親友でしたね……なにか関係でもあったのでしょうか?」



すると緑の髪の女――メローナがテーブルを叩いた
怒りに満ちたメローナの緑の炎が体から燃え上がる。

叩いた振動でテーブルがガタンッと大きな音を立てて揺れた。






「裏切りは、殺すまでよ!」




メローナは、怒りに満ちた緑色の瞳でアーロンを見て言った。

アーロンはため息をつく。




「そうですね……」




マーカスは、ポテチのカスをすべて払い終わると

ナイゼッツは、マーカスが払ったカスをまた拾い、マーカスの頭にのせて笑っている

マーカスがナイゼッツに殴りかかるとナイゼッツはマーカスに部屋中追い回され二人は闇の部屋を出ていく




アーロンは、そんな二人を見てまたため息をつき、リゼルの空いた席を見つめながら言った。



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