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救世主
高校3年間を一緒に過ごした背番号71の涼くん。
私が新しい恋に踏み出したと知って、
きっとほっとしたよね。
その人に出会ったのは、涼くんへの想いを再確認した翌日だった。
地元の友達と飲みに行った帰り、涼くんと二人きりになった。
「やっぱ、落ち着くよな」
涼くんはそんなことを言ってくれた。
いつも彼女がいた涼くんだけど、その時は別れた後だった。
「来週車買うねんけど、一緒にいかへん?」
涼くんに誘われた。
「行きたい!!」
そう答えたその夜、日記に書いたこと。
“もう一度やり直したい。もう傷つけない。涼くんが好き”