初恋。



***

仲良し。



***



このときから


私と流兎は

ずっと

一緒だった。



家も

意外と近く

坂道を

上ったすぐ

そこに

流兎の家がある。


一緒に学校に
行くし、

休み時間も
一緒。


もちろん


他の友達も
いたけど


私たちは


特別仲が
よかった。



一緒に
家に帰って


私たちの家を
挟むようにある
公園で
遊んだ。



そんな毎日だった。



なんの偶然か

小学校
六年間は
ずっと
同じクラスだった。



流兎がいれば
私は

全然
寂しくなんか
なかった。


流兎は

男の子だけど


私の家に
泊まったことも
何度もある。


私も

流兎の家に
何度も泊まった
ことがある。



なにも


変じゃなかった。


本当に私は


幸せ者。



だって


流兎が




大好きだから。




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