ボディーガードとの付き合い方ッ!
┣一日目の憂鬱
いつもは朝一番に登校するのに今日は完全に遅刻…。
翡翠さん、朝御飯の支度から学校への送迎までしてくれて…なんか申し訳ない。
『ボディーガードとして当然のことをしたまでです。』
当然って…。
あなた執事ですか。
でもぶっちゃけ緊張して安定した生活遅れないような。
「翡翠さんありがとうございます…行ってきますっ」
「いってらっしゃいませ」
そういえば
あたしが学校にいる間…どこに行ってるんだろう?
「私は少々仕事に行って参りますので」
そう言って行ってしまった。
ボディーガードが仕事じゃないんだろうか。
――あたしが真実を知るのはそれから数日後のことである。