ボディーガードとの付き合い方ッ!




“ボディーガード”





確かにこの男の人は、そう言ったのだ。



あたしの家はそんな金持ちなわけじゃないし、ましてや一人暮らし、父さんは単身赴任で母さんは既にいなくて、親戚に金持ちがいるわけじゃないし…まさか、不審者?



「旦那様からお手紙を預かっております。」


彼は、にっこり笑って言った。

「父さん…から」


受け取った手紙を直ぐに開いた。


『華凛へ
急に驚かせてごめんね。元気ですか。
父さんは会社で一番元気です(笑)
華凛がこの手紙を読んでいるということはもう『彼』と出会ったということだね…。
さぞびっくりしたことだろう。
彼は不審者ではない。 少し長くなるかもしれないが、最後まで読んでほしいー…。




手紙はこう続いていた。


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