ボディーガードとの付き合い方ッ!
父さんの企業がついこの間、大成功をした。
内容は説明しづらいんだが、父さんが多いに貢献したということで、出世できることになったんだ。
だから、なかなか会えない娘に、少しでも安心な生活が送れるように、ボディーガードを雇った。
華凛ももう16歳、年頃の女の子だ。
物騒な世の中でいつどんな危険があるかわからない。
お前にぴったりのかっこいいボディーガードを呼んだんだからな。しっかり守ってもらえ!
父より 』
…阿呆か。
あたしは初めて父さんに呆れ返った。
ボディーガードっていっても…男じゃん…いくら『イケメン』でも、所詮男は男。
心配しておきながら何考えてるんだあたしの父は…。
なんだかんだ考えてたら、父公認のあたしのボディーガード(?)翡翠さんは、あたしが読んだのを確信して言った。
「よろしくお願いします、華凛様」
「あ、の…その、よろしくお願いします…」
こうして、あたしの苦悩(?)かつ羞恥の日々が始まった。