ボディーガードとの付き合い方ッ!





父さんの企業がついこの間、大成功をした。
内容は説明しづらいんだが、父さんが多いに貢献したということで、出世できることになったんだ。
だから、なかなか会えない娘に、少しでも安心な生活が送れるように、ボディーガードを雇った。

華凛ももう16歳、年頃の女の子だ。
物騒な世の中でいつどんな危険があるかわからない。

お前にぴったりのかっこいいボディーガードを呼んだんだからな。しっかり守ってもらえ!


父より 』





…阿呆か。

あたしは初めて父さんに呆れ返った。



ボディーガードっていっても…男じゃん…いくら『イケメン』でも、所詮男は男。

心配しておきながら何考えてるんだあたしの父は…。



なんだかんだ考えてたら、父公認のあたしのボディーガード(?)翡翠さんは、あたしが読んだのを確信して言った。


「よろしくお願いします、華凛様」


「あ、の…その、よろしくお願いします…」







こうして、あたしの苦悩(?)かつ羞恥の日々が始まった。



< 5 / 41 >

この作品をシェア

pagetop