キラキラロード



「ね!?かっこよかったでしょ!?」
「うん!二人ともかっこよかったぁ!!」
「えー?ヒロ兄はかっこよくなーい」
「かっこいいよお!いいなあハルカ!」
「そお?・・・てか、さっきから元気ないね皐月。」
「え!?げ、元気だよ!?」
「うっそだーあ!ずーっと黙ってるもん!・・・あ、さては鳴海さんに惚れちゃった!?」
「いや、それはないよ。」
「よかったぁー!!鳴海さんはハルカのだからね!!」
「あははっ!!がんばって!!」
「じゃあ、ヒロさんはもらい!!」
「紗希まで!?私だけ誰もいないじゃん!!」
「美少女は黙ってなさい!」

美少女なんかじゃないです!!とつっこんでも、二人のテンションは変わらないので、軽く流される。
・・・あーあ、今日は楽器買いに来たのにぃ。二人とも楽器の話しないのかなぁ。

「そういえば、買ったベース見せて?」

お、ハルカがベースの話をしだした!!

「うん!」
「ヒュー!やっぱ紗希にぴったりだね!私の見る目は間違いないわ!!」

たしかに、ハルカの楽器を選ぶ目はたしかなようだった。
紗希のベースは、見た目的にもよく似合ってて、私から見ても、紗希にぴったりで弾きやすいだろうなぁ・・・って感じ。

「ねえ、まだ時間あるしさ、皐月の家よってって練習しない?私も今日ギター持ってきてるし!!」
「あ、いいね!!」
「ええ!?私の家!?」
「「行こう行こーう!!」」
「いいけど・・・」

部屋、汚いよ・・・。
< 9 / 11 >

この作品をシェア

pagetop