after school love
「一緒に...帰れる?」
池上 圭が言う。
「え...あ...」
とまどいながら、陽菜はあたし達の方を見る。
あたしと麻友はピースサインを出して、うなずいた。
これが、あたし達なりの応援だ。
「うん!!」
陽菜は笑って、池上 圭にくっついた。
2人の手は自然につながった。
目の前にピンクのオーラが漂う中、見送ったあたし達は
うらやましい気分でいっぱいだった。
でも、それ以上に...
「はる、幸せそうだね」
そう思った。
「よし、あたし達も帰るか!」
「おすっ!!」
あたし達は帰路に着いた。
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