after school love
「はる、あの人ってさ、私服ださいんでしょ??」
「...。」
そう、今あたしが言ったように池上は私服がださいのだ。
しかも、星3つ並の。
「でも、外見は関係ないもん!!」
「ん~まあ確かにね??」
だけど、あれは度が過ぎている。
まだ学校指定のジャージを着ていた方がオシャレに見える。
「でもいいな~そういうふうに想える人がほしいよ...。」
あたしは恋もしたことがない。
恋バナもいつも、聞き役に徹している。
だから、2人にそんな人がいる、なんて聞くとうらやましくなってしまう。
「じゃあさ、明日の転校生にかけてみれば??」
「はるもそれ、ずっと思ってた!!」
そうか、その手があったか。
転校生は話しかけるチャンスあるかも。
それに...
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