【ホラコン】エキゾチック・ジャパン!
案の定…

「た…す…け…て…」

と聞こえてきた。

頭に血が登ってる眞は

「おい、ふざけんなよ祥!今日こそ決着つけるけん出て来い!!犬鳴で待っとぉけんな」

と言って一方的に電話を切った。

「ま、眞…祥何て言いよった?」

恐る恐る伺いをたてる敦也に

「何か知らんけど…アイツ声作って助けてやら言いやがったよ」

眞は犬鳴峠にまつわる心霊エピソードを知らなかった…

そして今まで月明かりに照らされた峠は真っ黒な雲に遮られ、まさに闇の中となった。
< 5 / 18 >

この作品をシェア

pagetop