君は今日、何回笑っただろうか





「どうぞどうぞ。あんがとねっ! 助かった!」




「いやいや」




……そうして沈黙になる。もう少しで始まりそうだ。



ざわめきは消えないけど、何だか音のしない白い空間に二人で閉じ込められたみたいだった。


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