チャーリーズエンゼルパイ
客観的に考えても、チャリパイが助かる手だては皆無に等しい。
四人を縛り付けているロープはすこぶる頑丈で、全く解ける気配も無いし、閉ざされた教団施設の中には助けてくれる味方もいない。
四人にとっては、完全なアウェイ状態である。
もはや出来る事といえば、神に祈る事くらいだろうか。
「あぁ!神様どうか助けて!……此処のじゃなくて、別の神様~~っ!」
いつも呑気なひろきも、この時ばかりは泣きそうな顔をしていた。
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