チャーリーズエンゼルパイ



「さて、どんな罰を与えてやろうか!」


顎髭を撫でながら、すっかり勝ち誇ったような表情でチャリパイの四人を見下ろす朝唐。


その氷のように冷たい微笑は、チャリパイの四人にはまるで地獄の閻魔大王のように見えた。



『毎日、毎日、何の変わり映えの無い生活に飽き飽きしていないかい?
ドラマや映画のような刺激的な経験をしてみたいとは思わない?
もし、君達がこの誘いに乗ってくれたならば、手に汗握る特別な経験を提供する事を約束するよ!』


シチローと三人が初めて出会った時に聞いたあの台詞が、再び三人の脳裏を横切った。


確かに三人にとって、手に汗握る特別な経験には違いない。


だが、それも命があっての事である。死んでしまっては何もならない。


身動きもとれず助けも呼べない。そんな絶望的な状況から、チャリパイの四人は果たして抜け出す事が出来るのであろうか!



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