チャーリーズエンゼルパイ
「まったく、アンタって人はっ!
仕事もせずに朝っぱらから焼酎ばかり飲んでど~しようも無いから家から追い出したら、今度は変な怪しい宗教団体なんて始めちゃって!
しかも、かおりを信者にするなんて、一体どうゆうつもりなの!
かおりは私が連れて帰りますからね!」
この教団では“神”に最も近い存在とされる大教祖『朝唐将宙』を、信者達の目の前で怒鳴りつける和子。
「そうはいくかっ!
かおりは俺の娘だ!」
「なに言ってんのよっ!アンタなんかにかおりを任せてなんかいられないわよっ!」
「うるさい!大体、お前は口うるさ過ぎるんだ!かおりだけは譲らんからなっ!」
「それはアンタがあまりにもだらしないからでしょ!かおりは連れて帰ります!」
「なにを!かおりは渡さん!」
そんな二人の様子を見ながら、てぃーだが呆れたように呟く。
「要するにコレって、かおりちゃんをめぐっての単なる夫婦喧嘩だったのね……」
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