チャーリーズエンゼルパイ



契約はすんなり成立。


それ以前にブログ仲間としての面識があったシチローとてぃーだ、子豚、ひろきの四人は、初めて顔を合わせたとは思えない位、その後も仲良く話に華を咲かせていた。


時間はみるみる過ぎていき、事務所の外は既に夕日が沈み始めていたが、そんな事にお構いなく四人の会話は終わらない。


その会話の途中


「いやあ~♪森永探偵事務所も、明日から君達『三人娘』の助っ人が加入して、賑やかになりそうだな♪」


「シチロー……何よその『三人娘』って、他に言い方無いの?」


「なんか、昭和っぽく聞こえるんですけど……」


シチローが何気なく口にした『三人娘』という言葉の響きに、子豚とひろきが不満を漏らした。


「じゃ、『三人衆』!」


「それじゃ、江戸時代よ、シチロー……」


シチローのセンスの悪さに、今度はてぃーだが顔を歪める。


「だったら、何て呼べばいいんだい?お嬢さん方?」



そんな話題がきっかけで、この森永探偵事務所のメンバーに名前を付けようという話が、突如として浮上した。



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