チャーリーズエンゼルパイ
次に、てぃーだが先程プリントアウトされたばかりの資料を配った。
「これが、今回の救出ターゲット、和子さんの娘の『朝田かおり』さん。高校一年生の16歳」
母親の和子と二人並んで撮影されたスナップ写真らしく、資料の写真のかおりは笑っていた。
「女子高生かぁ~かわいいコだね♪」
「女子高生位の女の子は、何にでも興味を抱く年頃だからね……変な宗教に引っかかっちまったなぁ……」
何しろ、鴉信教に関しては悪い噂が絶えない。
かおりの様に、拉致監禁されたという話や、集団リンチに遭った者もいるといった噂。
そんな危険なカルト教団から、一刻も早くかおりを助け出さねばならないのだ。
その任務を達成する為に、シチローは頭の中にある作戦を描いていた。
「さて、これからが本題だ!
我々チャーリーズエンゼルパイは、朝田かおりを救出するべく、鴉信教施設への潜入作戦を遂行する!」
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