チャーリーズエンゼルパイ



「確かに見張りは厄介だけど……要は見つからなければいい訳だ♪」


「そんなの無理に決まってるでしょ!」


「いや、天井裏の通気ダクトを伝えば見つからずに部屋を回れる筈だ!」


見張りに見つからずに、かおりを捜す為にシチローが考え出した通気ダクトを使う作戦。
しかし、それを聞いたエージェントの三人からは、ブーイングの嵐が巻き起こった。


「絶対ヤダッ!ネズミとか出て来そうだし!」


「狭いし暗いし、きっと埃でいっぱいよ!」


「クモの巣とか髪の毛に付きそうだしね」


「…あのねぇ君達、三人もいるんだから、誰か一人位「私が行く」って人間はいない訳?」


シチローは、全員が無理ならせめて誰か一人、自分と一緒についてくる様に命令したのだが……



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