チャーリーズエンゼルパイ
「ジャンケンでも何でもいいから、誰か一人決めてくれっ!」
自分一人で行くのは心細いのか、どうしても誰か同行して欲しいというシチローの要望に、仕方なく三人は顔を見合わせるのだが…
「私ってほらっ
『かるくヤバイ』体型だから、狭い通気口はきっとつっかえちゃうと思うわ!」
普段なら体型の事を触れられるだけで怒るくせに、突然こんな時だけ子豚が体型をアピール。
すると、
「そうだよね~コブちゃん。あたしも、胸がつっかえちゃうかも♪」
と、小柄ながら胸だけは立派なひろきが子豚の理屈に乗っかって来た。
「じゃあ、ティダは!」
「え?…え~とアタシは……」
子豚とひろきにそんな理屈をこねられれば、スレンダーな体型で胸だって人並みなてぃーだは、断る理由が見つからない。
「もう~!わかったわよ!アタシが行けばいいんでしょ!アタシがっ!」
かなりアンフェアな理由で、シチローと行動を共にするのはてぃーだに決まった。
てぃーだとしては、かなり不満な決定だろうが、結果的にはこのペアが最も適任であるのかもしれない。
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